製薬企業の皆様にとって、オンライン・リモートでクライアントに医薬品情報提供を行わなくてはならない状況はしばらく続くと思われます。
特に、「安全性情報」の提供と迅速な報告をどう行うかは、各企業にとって緊急な課題になっているのではないでしょうか。
HCPと対話するために必要な準備は大きく3つありますが、行動の第1ステップは、「HCPの環境がどうなのか」の確認です。
【step1】 通信環境が全ての前提
HCPの受信環境・連絡ルートを確認しよう
「当たり前だろう」と思われるかもしれませんが、オンライン・リモートMRは、提供側だけでなく受領するHCP側の通信環境、インフラが十分整って初めて成立します。
通信環境、利用するデバイス・アプリケーション、HCPがITに精通している方かどうか、そもそも、オンラインリモートで対話できる場所があるのか、ないのか、などを確認する必要があります。
また、実施にあたっては、HCPに対し日時設定をスムーズに確保していく方法・手段を聴取し、連絡ルートを固めていく事が必要となります。こちらは企業全体で検討していくことが必要になると思われます。
医療現場での通信環境整備が急ピッチで進みます
日本の医療システムでは、情報管理に関しての電子化が遅れていました。レセプトの電子化は進みましたが、電子カルテをはじめとした多くの手段が後手後手に回っていました。
企業ではあまり利用されなくなっている「ファックス」がいまだに情報入手・管理手段の主流であることはよく知られていることです。
そして、兼ねてから懸案だったオンライン診療も2018年に導入されましたが、魅力的な制度にはなっておらず広がらない状態でした。そんな中、COVID-19 に推されるように、2020年からオンライン診療や会議システムの本格導入がHCP側で進みつつあります。
STOP COVID-19 と同時にオンライン・リモートMRへのシフトを
いよいよオンラインシステムの導入が不可欠となった今、あっという間に医療機関側では通信環境が整っていくことと思います。そうなれば、訪問よりもむしろオンラインでの情報提供を好むHCPが増えていく事も考えられます。
まずは、オンライン・リモートでの情報提供に関して、導入を検討いただける環境かどうか、可能かどうか、情報提供を望むかどうかなどの確認することが最初のステップとして重要です。
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