先日、あまりにも効能・効果が謳われている「第3類医薬品」のお話をしました。
一般用の医薬品(つまりは、ドラッグストアで処方せんなしに買えるもの)
には起こりうる副作用の被害度合いで第1類~第3類に分かれます。
<第1類医薬品>(特にリスクが高いもの)
●その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずる
おそれがある医薬品であって、その使用に関し特に注意が必要なものとして
厚生労働大臣が指定するもの
●新一般用医薬品として承認を受けてから厚生労働省令で定める期間を経過しないもの(一般用医薬品としての使用経験が少ない等安全性特に注意を要する成分を含むもの)
<第2類医薬品>(リスクが比較的高いもの)
●その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害を生ずるおそれがある医薬品であって、厚生労働大臣が指定するもの
※第一類医薬品を除く
(まれに入院相当以上の健康被害が生じる可能性がある成分を含むもの)
【指定第2類医薬品】
・第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの(情報を提供するための設備から7m以内の範囲に陳列するなどの措置をとる)
<第3類医薬品>
第一類及び第二類以外の一般用医薬品
の (日常生活に支障を来す程度ではないが、規定 •身体の変調・不調が起こるおそれがあるもの)
…ということです。
インターネットで販売可能なものは3類医薬品と医薬部外品です。
2類、特に1類は薬剤師による対面での説明を含めた販売となります。
では…第3類医薬品はどういうものが分類されるのか、というと…。
サロンパスとか、ビタミン剤などが含まれます。…不足を補うものがほとんどです。
こうしたものも、安全だからと言って使い過ぎはいいものではありません。
また、この分類にもならない「健康食品」でも身体に影響を及ぼすものがありますね。
そんな事を調べられるデータベースが公表・更新されていますので、ご紹介します。
健康食品でアレルギー? はい。あります。
体質によって重篤なアレルギー症状などを引き起こすことがあり、様々な情報が含まれているのがこちら↙
「健康食品」の安全性・有効性情報〔独立行政法人 国立健康・栄養研究所〕
消費者庁 健康食品の機能性等に関わるエビデンスのセカンドオピニオン事業
によりつくられている「素材データベース」は沢山の食品のデータが含まれ、論文の有無がまとまっています。
●●成分の抽出物 とか言いながら、身体によさそう…と思いがちですが。
植物成分から採った→安全そうなイメージが湧きますが。
イメージです。
なんと、普通食する料理となる季節野菜などでも、体質によってはアレルギーの症状を引き起こすケースがあります。
ということで、健康食品のCMなど、ちょっと引き込まれて買ってしまいそうな衝動に襲われた時は、こちらを調べてみるのはいいでしょうか…。