【薬局の変換点】健康を支援する
コンビニよりも店舗数が多い「薬局」。その中でも、更に国民の健康を支援する仕組みとして「健康サポート薬局」制度が導入されています。
その条件としては、OTC(市販されている医薬品)医薬品と処方箋が必要な医療用医薬品の両方を取り扱っているかどうか等が挙げられています。
それは、病院などにかかる以前の状態から
●お客様の健康を支援する
役割を果たすことなのでしょう。
【薬局の可視化:カウンターから出て横に座ろう】
既に薬局はとても重要な役割を果たしていますが、周りに知られることのない地道で大切なことばかり。もっと「可視化」していきたいと思うのです。何をやっているのかカウンターから外に出て話す機会をもっと増やしてはどうでしょうか。
【多角的にお客様の健康を支援】ヘルスリテラシー向上を担おう
病気ではないけれど、病気に対する不安やなんとなく体がしんどい、などという「未病」の時期から、あらゆる角度で相談相手になれるかどうか。
また、一方で避けられない加齢と日常生活動作の減少。命の終わるときがいずれやってくる、そんな「End of Life」の時期に知っておくことを薬局が提供することができる、良い拠点だと思っています。命にかかわる医療や介護を受ける時、多くは突然自分の事として直面します。あわて悩み、対応に追われるこの時、少しでも「意思決定」ができる情報を先んじて持っていれば、その中で適切に質問して不明点を確認しながら決めていくことができるのではないでしょうか。また、そのとき、病院から外にでて、改めて相談にのってもらえるような薬局があったらどれだけ便利でしょう。
【日常生活に、元気なときから関わるからこそ】
私が思う理想的な薬局。医療や介護、健康への情報「ヘルスリテラシー」を高めるための支援として、人が生まれ、成長しそして老いていく、あらゆる場面において薬局が相談相手として思い出してもらえる、という姿を目指す薬局。
同じ様な方向で活躍する若手薬剤師の方に最近出会っています。
そんな方たちがますます増えてくれないかな、と願っています。
【書籍が出ます】
この度、健康サポート薬局に関しての書籍の中で著者の先生にお声掛けいただき、寄稿させていただきました。日常の薬局業務に+αとして、ヘルスリテラシーの醸成・発信の場としての薬局の役割に期待を寄せています。
もちろん、私もご支援します。
2017年5月