街づくりの難しさ ースパイラルのコントロールー

今年は大変ありがたいことに、沢山の地域をめぐることができています。その中で、栄枯盛衰を思わせる場所にいくつか行き、感じたことがあります。

栄枯盛衰を受け止め、枯 や 衰 の時期にいかに欲や傲慢さを出さずに自然に任せて 栄 や 盛 へ任せ、受け渡しているかという状態が出来ている場所は気持ちが良いスパイラルにシフトしている

ということです。

私が訪問させていただき、インタビューを行う対象者である医療従事者の皆様に「良いスパイラル」を感じる方が多々おられます。

それもそのはず、人を活かし場を提供し続ける方たちがインタビューの対象だからですね。上手にご自身を向上させ、成果を上げて次へつなごうとする気持ちがあればあるほど、その人は「栄枯盛衰」をバランスをとっている様に感じています。しかも、姿勢は受け止め、受け入れる状態を常に持っている、そんな感覚です。

逆に、昔にこだわりすぎて身動きできなかったり、新しい力を受け入れもせず、生かそうを支援ができない組織や地域は、マイナスのスパイラルが生まれてきます。

風評被害 

という言葉が一時期世間に沢山出回りましたが、風評が街に一旦流れ出すと、足を止めることなく様々な個々の表現に置き換えられ、「伝言ゲーム」のように

最初に発した言葉が最後には全く意図しない内容になっている、しかも、どんどん悪いものに変換されてしまっている。

負のスパイラルの場ではこうした流れが日頃現れ、どこかに吹きだまりとして集まる。

確かにそういう場があるのだろうと思うのです。

それを作り出すのもヒトの心の有り様であるのかもしれない、と思うのです。

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