結局は 「人」。
大阪市東淀川区にある「よどまちステーション」でのお話。
よどきり「訪問看護」「訪問介護」「保健室」「ホスピス」「情報提供、語りのカフェ」「ケアプラン相談」が一箇所に集まるこの場にて語った結論でした。
賃貸住宅でありながら介護保険、医療保険を利用しつつ人生の最終段階をここで過ごしたい、家では難しいので安心してお任せでき、家族も集うことができる場。そんなコンセプトで運営されている「ホスピス型賃貸住宅 かんご庵」が2Fに6室あります。
開設1年でどのような方がご利用になるのか、と伺うと
がんが進行していて化学療法を続けながら、進行したがんで治療を中止して痛み止めを使いながら、退院になるがまだ自宅では難しくもう少し療養が必要(のちに退院を目指して)、ALSの方、など様々でした。
そんな中でも、「有料老人ホームにご入居していたのですが、こちらに…」 という方もおられるそうです。相当の入居金や月額費用を支払って決めた場所なのに何故でしょうか。
簡単に言うと、「望む医療や介護の環境が構築できなかったから」
なのです。多くの有料老人ホームは契約先の医療機関が訪問していますし、訪問看護や介護も対応いただけるのですが、なぜ人生の最終段階をホスピスで過ごすことにしたのでしょう。
もっと自分や家族が満足いく医療や介護に支えられたい、という希望からだったようです。
終の棲家とは言いますが、支えていただく人選び、ということが一番の鍵のようです。
どうしたらそのようなヒトに巡り合えるのか、探し手サイドの視点からの難しさを思う時間でした。 「満足いく状態」健育®には何よりもヒトが重要、ということを改めて感じた大阪での時間でした。
よどまちステーションで行われる認知症カフェやホスピスなど、お話を伺うきっかけ作りとしてTOBIRA®カードをご利用いただくことになりました。
■大阪市東淀川区 よどまちステーションhttp://www.machi-care.jp/
■健育社 TOBIRA®カード お問い合わせ:information@keniku.net