ケアニン~あなたでよかった~

あおいけあ(株)加藤忠相様のご厚意をいただき、メディア向け試写会に伺いました。

認知症のケアはその人の一生で輝いていた場面が次々オムニバスのように表れ、周りに伝えるリマインダーのようでした。

意味がないように見えてもその人の心や一生の深い思いと繋がっている。

ケアニンの仕事はその人を見出し、社会に流される家族へ思いを届け、生きるを支え、見送り、次に進むために心を家族へつなぐこと。

そこまで仕事のミッションを高く続けるには、笑顔を繋ぐ「生活」の場がありました。

この映画は特に、段階ジュニアの方を軸に、ケアニン、医療の方、社会で「普通」に働いている人たち、全ての方に見ていただきたいと思います。

私はこの映画の家族側の状態でした。しかも、遠距離介護という距離の問題もありました。

「終わりが見えないので決断できない」「次々起こるので想定が難しい」

「その場で対応できる状態・環境をどう作り上げるか」

について、支えてくれる方は誰なのだろう、という事も考えていく必要があります。

前半は戸惑う家族の相談相手は誰なんだろう?というヒントも出てきます。

この映画を観て、「生きる」こと、「生ききる」ための仕組みや環境を自分の地域で探し求めて欲しいな、と思いました。そして、是非、背を向けず、語って欲しいです。

2017年6月5日

ケアニン 公式サイト(配給・宣伝 ユナイテッドエンタテイメント)
http://www.care-movie.com/