第2回 健育フォーラム「地域社会が担う 人生会議」を開催します

「人生会議」について考える健育フォーラムの第2回目を開催!

厚生労働省がACP(アドバンス・ケア・プランニング)を「人生会議」と名付け、啓蒙活動を始めた令和元年度。医療・介護の現場に携わる全ての人にとって、大きな課題です。

第一線で向き合う医療従事者、関係者と共に「人生会議」について考える『健育フォーラム』。第2回目は、『地域社会が担う 人生会議』をテーマに、医療法人 道南勤労者医療協会 函館稜北病院副院長 川口篤也先生と、葬祭業という役割から、株式会社東京葬祭 取締役式礼推進本部長 尾上正幸氏が講演します。

組織を超え、地域で人生最終段階の全体像を見つめ直すカンファレンスを始めた川口篤也先生。「急性期病院」を会場にして持ち回りで行うことで、参加者全ての視点が広がり、全員が地域医療のあり方まで見つめ始めました。その仕掛け作りと広がりについてお話を伺います。

「思い通りの葬儀」を叶えるために、病院にまで出向くという尾上正幸氏。ご本人の想いを共有するために「なぜ?」を問い、その想いを受けとめるといいます。この問いは人生会議(ACP)の根底と同じです。医療・ケアと共に、人生最終段階を支え続けるお話を伺います。

人生会議のモヤモヤに悩む方や、地域包括ケアシステムについて課題がある方、枠にとらわれず人生会議を取り巻く自分の役割や実践について、一緒に考えてみませんか?
ぜひご参加ください!

詳細およびお申込みはこちらをご覧ください

【概要】
●日時  日時:10月25日(金)18:40~20:45
●会場  渋谷区文化総合センター大和田 学習室1
    (〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23−21)
●参加費 3,000円(税込)
●定員  70名
●参加方法 事前申込み 

【登壇者ご紹介】
川口篤也先生
医療法人 道南勤労者医療協会 函館稜北病院 副院長

2003年北海道大学 医学部卒業、勤医協中央病院にて初期研修医として勤務、その後勤医協苫小牧病院 内科、釧路協立病院 内科、勤医協中央病院 総合診療部等を経て、2012年10月 東京医療センター総合内科勤務。その後、2013年に勤医協中央病院 総合診療センターに戻られ 2016年 函館稜北病院 総合診療科から現職

<学会専門医・認定医等>
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医・指導医、日本内科学会 総合内科専門医、日本在宅医療連合学会 認定在宅専門医、日本感染症学会 認定ICD
<著書>
・週刊医学界新聞「モヤモヤよさらば! 臨床倫理4分割カンファレンス」執筆連載 2014年1月- 12月:医学書院
・月刊誌 治療 12月号「患者安全~医療安全から患者安全へ~」編集幹事 2017年12月 Vol.99 No.12 南山堂
・日本プライマリ・ケア連合学会 基本研修ハンドブック改定2版 編集委員として「プライマリ・ケアにおける医療倫理」執筆:2017年5月 発刊 南山堂
・緩和ケア5 vol.29 No.3 2019 アドバンスケア・プランニングの光と影 「ACPの影」 執筆:2019年5月 青梅社
・日本医事新報 4962 2019・6・1【特集】COPD早期発見の試み
・「臨床倫理」 執筆:日本医事新報社

尾上正幸氏
東京葬祭取締役、厚生労働省認定一級葬祭ディレクター
自分史活用アドバイザー、終活カウンセラー

昭和34年横浜生まれ、51歳で他界した父との死別体験で話しておくべきことがあったのではないかとの自問自答を繰り返し、後にエンディングノート開発に至る。
福祉系や著名人の葬儀などで人生の終焉に触れる経験を重ね、終活時代の到来に先駆け書籍「実践エンディングノート」発刊。
多くの後発本の基本的な考え方となる。終活の意義は感じるが気持ちが付いていかない現実に、終活が自分自身の為・生きてゆく力になる事であると、セミナーを再構築し、学びと共に生きるを楽しむ講演を提供している。
<著書>
実践エンディングノート 大切な人に遺す私の記録 2010年 共同通信社
本当に役立つ「終活」50問50答 2015年 翔泳社 

  

【人生会議とは】
もしものときのために、ご本人が望む医療やケアについて前もって考え、ご本人と医療・ケアチームとご家族などで繰り返し話し合い、共有する取り組みのこと。いわゆる「ACP:アドバンス・ケア・プランニング」のことですが、より馴染みやすい言葉となるよう2018年11月30日より「人生会議」の愛称で呼ぶこととなりました。

健育フォーラムとは】
人生の最終段階まで「本人の満足=健康」を満たす社会の実現を目指して、医療・介護の現場におけるリテラシー向上・コミュニケーション力を育むための取り組みです。

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