横須賀市 自分らしい最期・リビングウイル作成

1月下旬に在宅医療に関するシンポジウムを開催した神奈川県横須賀市。
講師として東近江市永源寺診療所 花戸貴司先生をお迎えし、

「住み慣れた地域で、安心して暮らし続けるために~永源寺の地域まるごとケア~」

というタイトルでのご講演に際し、
医療や介護が必要になっても、住み慣れた地域で暮らしていくためには、どうしたらいいか
医療だけでなく、保健や福祉も一体となった、滋賀県永源寺地域での「地域まるごとケア」の取り組みを伺い、考える時間だったようです。

自分らしい最期とは 横須賀市が「リビング・ウィル」作成
新聞でも取り上げられていました。

花戸先生のお話は、数年前に書籍出版なさった時期に講演を拝聴しました。
先生は暮らしの中で、定期的に診療をしている「暮らし」の中で

どんなふうに自分は生き切りたいのか
をゆっくり、じっくり、思いを聴きながら、受け止められています。

そして、警察や商店街、あらゆる町の資源、生活全体を地域で支えるための
ネットワークが作り上げられています。みんな何かあったら助け合う姿が目に浮かぶようでした。

横須賀市の高齢化率は2015年に29.7%。全国平均26.6%を上回っています。
また、横須賀市の特徴は「坂」が多いこと。

坂の上に住まう高齢者は移動の足を失うこととなり、医療や介護の従事者を含め
社会で支えていく必要がある。
薬剤師の知人からは、身体を鍛えるがごとく、在宅訪問を行っているということを伺っています。

また、横須賀市は工場の閉鎖などによって、「生産人口」の減少、事業所の減少などもあいまって、財政をいかに支えるか、という課題に直面しています。
空家問題、高齢者の孤立対策など多くの支援があり、事前の策については相当実践されていると聞いています。

その中の1つともいえるこのノート。
元々在宅医療の推進もしていましたが、「本当にどうしたいか」を知ってもらうためのものとして、エンディングノートが配布されているのだろうと思います。

この先、多くの自治体でこのような支援が始まると思われます。
自らもっと知りたい・という方に…下記ご参加ください。

医療に効くエンディングノート